原題:Slumfood Millionaire:Provinces/撮影地:ベトナム/製作国:シンガポール
監督:エリクソン・ガンゴソ
ベトナム南部、カンボジアとの国境に近いアンザン省。広大な平野「メコンデルタ」に、省都ロンスエンがある。 このまちには水上にコミュニティが存在する。ボートハウスで暮らし、川で漁をし、船上での物売りや運搬を生業として生きる人々。 メコン川で獲れる魚介や、流域に生い茂る植物は、彼らにとって貴重な栄養源であり、地域を代表する家庭料理の食材でもある。 隣国カンボジアとベトナムとの間で、世情に振り回されながらも、強く生きてきた住民たち。 この作品は、川に生まれ、川で育ち、川で世代をつないできた人々が守ってきた食文化を、 暮らしぶりや仕事などの生活風景とともに美しい映像で紡いだドキュメンタリーだ。
ベトナムといえば米を主食とした食文化のイメージが強いですが、魚もポピュラーな食材です。 ナマズやコイ科の魚、雷魚のほか、藻エビや手長エビなども、市場で売られています。 メコンデルタの代表的な魚料理は、魚介の発酵調味料「マム・カー」を使った鍋料理の「ラウマム」。 スープそのものが濃厚な発酵物で、そこに大量の野菜が入ります。 アンザン省では料理にニームという植物を使うのが大きな特徴。 強い苦味がありながら、噛み続けると甘さを感じるという特徴を生かして、主にサラダに使われています。
メコン川とともに生きる人々。川に生まれ、育ち、働き、食をつなぐ。 アンザン省ロンスエンの水上コミュニティが紡ぐ、川の暮らしのドキュメンタリー。
「リサイクル率100%」のプラスチックの現実。回収されても焼却され、 廃プラスチックは海外へ。循環の幻想を問うドキュメンタリー。
原題:The Recycling Myth/撮影地:ドイツ、デンマーク、トルコ、イギリス、ブルガリア/製作国:ドイツ
監督:トム・コステロ、ベネディクト・ヴェルムター
「リサイクル率100%」のプラスチック製品の行方を追ったドキュメンタリー。 1990年代にドイツで始まった「ゴミの再資源化」キャンペーンは、瞬く間に西欧各国に広がった。 しかし30年後の今、回収されたプラスチックゴミの大半は、焼却されて熱エネルギーに変わる。 回収、分別、焼却にかかるコストは、税金や商品価格への上乗せでまかなわれている。 かつてゴミを送りつけた中国は、2018年に廃プラスチックの輸入を禁止。 現在は欧州最貧国のブルガリアの他、世界中の発展途上国に輸出している。 「資源循環」を謳いながら、実態はわずか数%のリサイクル。 「完全リサイクル」を信じて商品を購入する消費者への、裏切り行為が蔓延している。
環境に配慮していると見せかけて、実際には何もしていない商品やサービス、企業に対して「グリーンウォッシュ」という言葉が使われます。 環境やエコのイメージを想起する「グリーン」と、ごまかしを意味する「ホワイトウォッシュ」を組み合わせた造語です。 欧州委員会が2020に調査したところ、企業サイトの42%で「自社の取り組みはグリーンである」との主張が、誇張、虚偽、 または欺瞞的であることが判明しました。企業のエコ活動やサステナビリティ戦略が、実は「グリーンウォッシュ」 に過ぎない実態が浮き彫りになっています。
先進国は、自国のゴミのほとんどを、数十年にわたり中国に輸出していました。2018年に中国がプラスチックごみの受け入れを禁止して以降は、 アフリカへのゴミ輸出量が4倍に膨れ上がりました。プラスチックごみの輸出先が、次の「途上国」に切り替わっただけで、何の解決にもなっていません。 プラスチック廃棄物の輸出という現実、循環型経済を標榜したプラスチック削減やリサイクル限界の実態を目の当たりにし、 ゼロウェイストや持続可能な社会の本質について考えさせられます。
■鑑賞日時:2025年11月15日(土)16:00~18:00
①作品名「アジアの路地裏キッチン ごちそう探訪:ベトナム」鑑賞・意見交換
②作品名「リサイクルの幻想」鑑賞・意見交換
■定 員:8名
■参加料:お一人様 2,000円(税込)
■持ち物:ワインボトルを1本お持ちください。(好きなもの・気になるもの・銘柄はなんでもOK)
※ワインを飲まない方: ノンアルコール飲料 / ジュース など みんなで味見できるものをご持参ください。
※アルコールを含むイベントのため、未成年の方の参加はご遠慮ください。