原題:Tungrus/撮影地:インド/製作国:インド
監督:リシ・チャンドナ
ムンバイの中流階級のアパート。平凡な一家のなかに、自己主張の激しい家族がいる。 パパが飼っているペットのニワトリだ。猫たちの遊び相手として一家にやって来た小さく愛らしいヒヨコは、 幼い時代を生き残り、あっという間に立派なニワトリに成長したのだ。 やがてニワトリは、一家の暴君のようにふるまうようになっていく。 家族の一員としての愛情と、わがままな振る舞いに対する戸惑い。 苦悩する家族に、パパが下した決断は・・・!?家族の1週間を追ったショートドキュメンタリー。
私たちにとって、ペットの猫や犬も家族の一員です。 猫の遊び相手として、家にやってきた可愛らしいヒヨコもまた家族の一員でした。 そんなヒヨコが成長し、立派なニワトリになった時、それでも彼は家族として一緒に暮らすことができるのでしょうか? 私たちの食卓には週に何度も鶏肉が並びます。 これまでニワトリは、私たち人間にとって消費を目的とした動物でした。家族か、食糧か。 その境界線が一体どこにあるのかを、苦悩する一家が、私たちに問いかけます。
ムンバイの中流家庭にやって来た一羽のヒヨコ。猫の遊び相手だったはずが、 成長するにつれ家族を振り回す“暴君ニワトリ”に。 愛情と困惑のはざまで揺れる家族の姿を追った1週間のドキュメンタリー。
イランのバフティヤーリー族に生きる母ミナ。 4人目の出産に課せられたのは“男の子を産む”という重圧。 迷信と伝統に翻弄される彼女と家族の行方を見つめるドキュメンタリー。
原題:The Snow Calls/撮影地:イラン/製作国:イラン
監督:マルジャン・ホスラヴィ
3人娘の母、ミナは4人目の子を妊娠中。彼女に求められているのは「男の子を産むこと」だ。 イランのバフティヤーリー族には、妻が男の子を産まなければ夫は他の女性と結婚するという伝統がある。 義父は男の子が生まれないのはミナのせいだとなじり、夫のシャバズを再婚させたがっている。 古い価値観に否定的で、「男じゃなきゃダメなんて迷信だ」と割り切っている友人の忠告も、シャバズの耳には入らない。 結果が判明するのが怖くて、胎児の性別検査を拒否したミナ。 3度の帝王切開と1度の流産を経験した彼女にとって“最後のチャンス”とされる出産から目が離せない。 親子、夫婦、家族間の愛情に、性差が何をもたらすのか。
イラン南西部の半遊牧部族、バフティヤーリー族には「妻が男の子を産まなければ、 夫は他の女性と結婚できる」という規則が伝統的に存在します。 家庭内において女性を「男性よりも地位の低いもの」として捉えるイラン社会の家父長制は、 強い拘束力を伴った不文律。これまでの法改正により「男性が重婚や一時的な結婚を行う際には、 女性パートナーによる同意または理解が必要」とされていますが、 まだまだ男性の意思だけが尊重されている実情があるのです。 離婚についても、イランの民法では「男性は自分の希望するとき、いつでも妻と離婚できる」と規定。 妻と離婚する権利は夫の独占権であるとされています。
■鑑賞日時:2025年9月20日(土)16:00~18:00
①作品目上映「コッコちゃんとパパ」鑑賞・意見交換
②作品目上映「雪の知らせ」鑑賞・意見交換
■定 員:8名
■参加料:お一人様 2,500円(税込)
※参加料にはドリンク代が含まれます。アジアビール2本、他(ビールはお持ち帰りいただけます)