原題:Myanmar: The Forgotten Revolution/撮影地:ミャンマー/製作国:イギリス
監督:ケイティ・アーノルド
2021年のクーデターにより、わずか5年で民主化社会を失ったミャンマー。 この作品は、全権を掌握したミャンマー軍に抗う若者たちの、命懸けの行動を追った映像記録だ。 自由を求めるデモ隊に、軍や警察は容赦なく銃を向ける。国連の介入を求め、 ミャンマー国民は声を上げるが、国際社会は動かない。軍の弾圧から逃れた人々は、 民兵組織“国民防衛隊”を立ち上げた。中心となるメンバーは、数か月前までは大学生、 あるいは社会に出て間もない年頃の若者たちだ。武器の調達もままならない状況の中、 ゲリラ攻撃で勢力を広げるが、軍は徹底して抵抗運動の芽を摘もうとする。 厳しい戦局の中、自由な社会のために戦う若者たちの覚悟が垣間見える作品だ。
鑑賞日:7月5日
時間:15時
制作年:2022
作品時間:47分
ミャンマーでは2020年11月の総選挙で、アウンサンスーチー氏率いる国民民主連盟政権が圧勝しました。 しかし国軍は、大規模な選挙不正があったと主張して政権要人を拘束。 権力の座に就いたのです。このクーデターに反対するデモや抗議運動が全国的な広がりを見せると、 国軍は武力を使って弾圧。多数の死者や拘束者が出ました。 影を潜めた大規模デモに代わって生まれたのが民兵組織で、その構成員は主に若者たちです。 戦闘経験がまったくない彼らは、少数民族武装組織の支配地域に一時的に身を寄せ、 軍事訓練と武器の供与を受けました。現在は数百もの小規模な組織が存在し、 合計兵力は数万人と推定されています。
◆株式会社アジアンドキュメンタリーズ 代表取締役社長 兼 編集責任者◆
2018年8月に動画配信サービス「アジアンドキュメンタリーズ」を立ち上げて以来、 ドキュメンタリー映画のキュレーターとして、 独自の視点でアジアの社会問題に鋭く斬り込む作品を日本に配信。 ドキュメンタリー作家としては、映文連アワードグランプリ、 ギャラクシー賞などの受賞実績がある。