旅する大理石 ギリシャから中国へ

原題:A Marble Travelogue/撮影地:中国、ギリシャ
製作国:オランダ、フランス、ギリシャ、アメリカ、韓国、中国、日本

監督:ショーン・ワン

大理石はギリシャの特産品であると同時に、文明の象徴でもあった。栄華を誇った古代ギリシャ時代は、大理石で神殿を築いた。そして今、大理石はアテネの港から積み出され、中国へと運ばれている。どん底のギリシャ経済と成長を続ける中国経済の差が如実に現れている。ギリシャは中国を格好のビジネスパートナーととらえ、官民挙げて接近中だ。欧米が中国の消費に商機を求める一方、豊かになった中国の石工たちは、市場を海外に求め始めた。中国にやってきた大理石は、加工されて欧州へと売られてゆく。大理石の行方に、チャイナマネーの巨大なうねりが生み出す経済のねじれが垣間見える。

鑑賞日:9月6日

時間:16時

制作年:2021

作品時間:97分

予告編

経済力を武器に、欧州に接近を図る中国

一帯一路は、中国の習近平国家主席が2013年に提唱したシルクロード経済圏構想。中国と欧州を、中央アジア経由の陸路とインド洋経由の海路で結ぶ構想です。途上国は中国の協力で自国の経済発展が促されると期待し、先進国は自国企業のプロジェクト参入を狙っていました。ギリシャのピレウス港は、中国が一帯一路における欧州への拠点に位置づける重要な港です。2008年に中国の国有海運最大手、コスコが運営に参入。以降、貨物の取扱量は約7倍に増え、2021年の貨物取扱量は欧州4位に成長しました。しかしコスコが主導したコンテナ埠頭の建設では、ほとんどの建機や資材が中国から持ち込まれ、「地元への経済効果も期待ほど波及していない」と中国への不信感も広がっています。

旅する大理石 ギリシャから中国へ やぎさわ洋美

ご案内

■鑑賞日時:2026年9月6日(日)16:00~18:00
■作品名:旅する大理石 ギリシャから中国へ
■定 員:8名
■ファシリテーター:やぎさわ洋美
■参加料:お一人様 2,500円(税込)
 ※参加料にはドリンク代が含まれます。(ワインをご用意します)
 ※アルコールを含むイベントのため、未成年の方の参加はご遠慮ください。

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