撮影地:日本/製作国:日本
監督:関勇二郎
関侊雲、紺野侊慶という二人の仏師と、彼らの下で修業に勤しむ若者たちの日々を描いた群像作品。 1300年続いてきた仏師の世界の師弟関係は、穏やかなものではない。 弟子たちは師の叱咤を受けながら、寝る間も惜しんで仏像を彫り続ける。 鑿と彫刻刀だけで、仏像の細やかなディテールまで表現する技法は芸術的だ。 工房内の緊張感を余すところなく映像に収めている。 寺からの依頼を受け、新たな仏像を作る一部始終もカメラが追った。 木材から仏への変容する様は、魂の生ずる瞬間を見るようだ。 伝統工芸であり、日本人の信仰心の権化ともいえる仏像彫刻の「リアル」を追った。
鑑賞日:5月24日
時間:15時
制作年:2023
作品時間:98分
仏像を製作する職人を「仏師」と呼びます。仏像には木彫仏、石仏、金銅仏などがありますが、 本作でクローズアップしているのは木彫仏の仏師です。古来より伝わる独自の手法で仏像を彫っていきます。 その貴重な技術の継承を行うため、多くの仏師が弟子入り制度を設けています。 弟子入りの方法は「丁稚奉公(でっちぼうこう)」という、年季を決めて修行をするのが一般的。 弟子入り期間中は給料ではなく、少額の手当て(月数万円程度)が支給されます。 その収入だけで生活することは難しいため、住み込みとなっているところもあります。
◆株式会社アジアンドキュメンタリーズ 代表取締役社長 兼 編集責任者◆
2018年8月に動画配信サービス「アジアンドキュメンタリーズ」を立ち上げて以来、 ドキュメンタリー映画のキュレーターとして、 独自の視点でアジアの社会問題に鋭く斬り込む作品を日本に配信。 ドキュメンタリー作家としては、映文連アワードグランプリ、 ギャラクシー賞などの受賞実績がある。