50℃で生きる

原題:Life at 50°C/撮影地:オーストラリア、ナイジェリア、イラク、クウェート、アメリカ、モーリアニア、カナダ/製作国:イギリス

監督:ギャヴィン・サ―ル

山火事が頻発し、井戸は枯れ、緑地は砂漠化。世界のあちこちで気温50度が観測され始めた。 押し寄せる火の手から家を守った女性は切迫した状況を振り返り、農地が干上がった農園主は、 最後の望みを託して麦を播く。食べられる草がなくなった羊たちは、段ボールでお腹を満たす。 オイルマネーで潤う中東の都市では「いつまでここに住めるだろうか」と、未来の気候を悲観する人がいる。 カナダ、ナイジェリア、オーストラリア、クウェート、モーリタニア、メキシコ……。 気候変動により広がり続ける“50度の世界”をBBCのカメラが追った。 2度の気温上昇で10億人が苦しむと言われる気候変動の未来は、我々の行動に委ねられている。

鑑賞日:8月20日

時間:19時

制作年:2021

作品時間:59分

予告編

40年間で2倍に増えた“気温50度の日”

2025年5月、中東では厳しい暑さが続き、アラブ首長国連邦(UAE)では気温50度を記録。 サウジアラビアやクウェートでも50度近くまで気温が上昇しました。 2024年6月には米カリフォルニア州デスバレーでも50度超え。 BBCによると、世界の50度を超えた日数は、過去40年で2倍に増えています。 50度超えの地域は、主に中東や北アフリカ、南アジアなどですが、 オーストラリアやアメリカでも観測され、 カナダ西部のブリティッシュコロンビア州でも2021年に49.6度という異常高温があり、 多くの死者が出ました。地球の気温は2100年までに3度の上昇が予想されています。 また、陸上は海上に比べて温暖化のペースが速いため、 人が経験する気温は2070年までに約7.5度の上昇が見込まれています。

50℃で生きる 伴野智

ファシリテーター

伴野智

◆株式会社アジアンドキュメンタリーズ 代表取締役社長 兼 編集責任者◆

2018年8月に動画配信サービス「アジアンドキュメンタリーズ」を立ち上げて以来、 ドキュメンタリー映画のキュレーターとして、 独自の視点でアジアの社会問題に鋭く斬り込む作品を日本に配信。 ドキュメンタリー作家としては、映文連アワードグランプリ、 ギャラクシー賞などの受賞実績がある。

quote

50度の地球に生きるという現実
火と砂に囲まれた、私たちの未来
気候危機はもう、ドキュメンタリーの中に

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